『「アミノバイタル®」カップ2021 第10回関東大学サッカートーナメント大会』法政大学vs成蹊大学 マッチレビュー

アミノ杯

7月10日(土)14:00キックオフ
法政大学(関東1部)vs 成蹊大学(東京都第1代表)
 
◆関東大学サッカー連盟公式YouTubeよりLIVE配信予定/ページ下部URLあり

法政大は2010年に関東2部に降格し、そこから2014年の関東2部優勝・1部昇格を経て2015年から現在まで関東1部に所属しており、近年では、2017年の総理大臣杯優勝。2018年のアミノバイタルカップと全日本大学選手権(インカレ)優勝の2冠を果たすなど輝かしい成績を残している強豪です。

今シーズンは、関東1部 第11節終了時点で首位 明治大と勝ち点1差の2位につけています。

法政大はの東京五輪 U-24日本代表メンバーの上田綺世 選手や、昨シーズンは8人もの選手をプロの世界へ輩出しました。現在は松井蓮之 選手(4年/矢板中央)が川崎フロンターレ。田中和樹 選手(4年/浦和学院)が京都サンガF.C.に2022年シーズンより加入内定しています。

そんな強豪・法政大学を相手に東京都1部リーグ所属の成蹊大学がどんな戦いができるのか、試合展望をまとめました。


成蹊大は、攻められる時間が続いても崩れずに粘りの守備を続けられることが特徴としてあげられます。特にその特徴が本大会予選 代表決定戦の明治学院大学戦で顕著に現れました。
試合序盤から終始、明学大に攻め込まれるものの77番 GK 中沢勇斗(2年/聖望学園)のビックセーブなどもあり、チーム全体として粘り強い守備をし続けることで見事に勝利を収め、東京都代表を勝ち取りました。
プレーオフでも、北関東代表の足利大学を相手に先制し追いつかれるも、持ち前の粘り強さから崩れずにそこから2得点をあげ、3-1で勝利。見事、本戦への出場を決めました。

現在、東京都大学リーグでは7試合を終え、12位と苦戦が続く成蹊大。
しかし、第7節で持ち前の粘りの守備から、全勝中であった首位 明学大相手に引き分け、連勝記録を止めるなど、要所要所で成蹊大の強みを見せつけています。

成蹊大は5番 DF 加島大貴(4年/実践学園),34番 DF 小松崎柊(4年/都・石神井),55番 DF 西谷寛世(2年/市立船橋),3番 DF 猿渡菖汰(4年/東京武蔵野シティ U-18),2番 竹之下涼一(4年/昌平),15番 DF 片山京誠(2年/青森山田)といった、誰が出ても強固なディフェンスラインを形成できる実力のある豊富なディフェンス陣を中心とした粘りの守備と、彼らの存在がチームの強みです!

守備陣だけではなく、1年時から公式戦に出場している78番 MF 石川祐希(2年/聖望学園),得点力にも定評のある13番 MF 芥川和志(3年/日体大柏),攻撃のマルチロール10番 MF 山口隼介(4年/國學院久我山)達といった中盤でゲームのバランスをとる技巧派MF陣の試合の鍵を握るゲームコントロールにもぜひ期待です。

成蹊大が防戦一方になる試合展開が予想されますが、成蹊大にはそういった試合を制してきた経験があります。成蹊大が守りの時間を耐え抜き、技巧派の中盤にボールが渡ってから始まるカウンター攻撃をフィニッシュまで持っていくことができれば、成蹊大に勝利の兆しが見えることでしょう。

成蹊大の粘りの守備からの多彩なカウンター攻撃が、大舞台で強豪相手に通用するのか注目です!

※文中の背番号は「東京都大学リーグ」のものであり、本大会では異なる場合があります。

◆関東大学サッカー連盟公式YouTubeよりLIVE配信予定/ページ下部URLあり


【注目選手】
No.10 MF 山口隼介 選手(4年/國學院久我山)

國學院久我山高校が準優勝した、第94回全国高校サッカー選手権大会。
当時1年生ながらにメンバー入りを果たし、決勝戦でもベンチ入りしていた山口選手。
大舞台での経験もあり、実績十分のNo.10 山口選手が成蹊大の鍵を握ります。
成蹊大を救うキープレイヤーの攻守にわたって貢献する活躍に注目です。

大きな挑戦となる成蹊大学の応援をよろしくお願いします。


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