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2019年度 第52回東京都大学サッカーリーグ戦1部前期 総括記事

2019/08/04

1部前期リーグ 総括

 東京都大学サッカーリーグは、7月14日に前期リーグの幕が閉じた。今期の1部リーグは昨年度関東リーグ所属の東京農業大学をはじめ昨年度東京都リーグ王者の明治学院大学、2部からの昇格組である東京大学帝京大学を含む全10チームによって構成されている。
 前期9節を終え、國學院大學が開幕から好調を維持して首位で折り返し。勝ち点1差で東京農業大学、3差で大東文化大学山梨学院大学が追走する。また、前期未勝利の上智大学や昇格組である東京大学帝京大学も勝ち点を重ねることができていない。残留争いも目が離せない。
そんな前期リーグを6つのトピックで振り返る。





〈目次〉                                     
 
① 激戦を制した國學院大學。好調維持するチームのエースの思いとは!
② 
山梨学院大学の得点源。得点を量産できている理由とは?
③ 
東京大学の縁の下の力持ち!? テクニカルの仕事の流儀
④ 
熾烈極める得点王争い!勝利へ導く男たち!
⑤ 
前期苦しむ上智大学。後期の展望
⑥ 
Pick Up Player 1部リーグの鍵となる熱き男たち。

                                         



① 
激戦を制した國學院大學。好調維持するチームのエースの思いとは!        

 昨季は4位と惜しくも関東リーグ参入戦を逃した國學院大學。今季は一味違う。開幕から好調を維持し前期6勝2敗1分の首位で折り返し。得点数はリーグ3位で失点数も2番目に少なく、攻守においてバランスが取れている。その國學院大學の攻撃陣を引っ張るのは、1部得点ランキング3位(4得点)でアシストランキング1位の東奥祐介選手(八千代松陰高校)。東京都リーグの激戦を制した國學院大學のエースが語ってくれた。


――― 前期リーグを振り返っていかがでしたか?
 首位で前期を折り返せて良かったです。チームの雰囲気がよくまとまりがあり、一丸となって戦えた結果だと思います。個人としては、目標としていた得点数を達成できず、チームのチャンスを何度も潰してしまったので、決めるべきところで決め切る力がより必要だと感じました。

――― チームが好調な理由は何でしょうか?
 1年生が多くスタメン争いに加わり、試合ごとにスタメンの変動があることでチーム内に良い緊張感や競争意識が生まれ、結果としてチーム全体のパフォーマンス向上につながったのだと思います。
また、分析に力が入りチームでの共通認識が高まったのも好調な理由だと感じています。

――― 得点を奪うことに関して意識していることはありますか?
 自分が欲しい位置でもらうというより、出し手がパスやクリアのしたいところに自分から動き出したり、どこで貰えばチャンスになるかを考えながら動き出すようにしたりしています。パスやトラップが人より下手な分、ワンタッチもしくは触らずにディフェンスの背後に抜け出せる場所を常に考えながらプレーしています。

――― 最後に、後期の意気込みをお願いします。
 目標である関東昇格に向けて全勝でリーグ優勝をし、参入戦を迎えたいと思います。そのために夏休み期間はチーム全体でパワーアップして、後期に向けていい準備をしたいです。個人としては、前期の課題である決定力を上げて少しでも試合に絡めるように、チームの勝利に少しでも多く貢献できるように、後期開幕までの練習に取り組もうと思います。チームでも個人でも、結果にこだわって試合に取り組みたいです。



 
② 山梨学院大学の得点源。得点を量産できている理由とは?             

 昨季は関東リーグ昇格決定戦で日本大学に破れ関東リーグ昇格を目の前で逃してしまった山梨学院大学。今季は1節、2節と連敗したが3節以降は調子を上げ、前期は首位との勝ち点3差の4位で折り返し、関東参入戦を狙える位置につけている。リーグトップの得点力を誇る攻撃陣が後期の鍵を握る。その中で山梨学院大学が得点を量産している理由を阿部優澄選手(山梨学院高校)、渡邉健吾選手(富士河口湖高校)、中瀬圭太郎選手(市立東高校)に聞いてみた。



(写真左から阿部優澄選手・渡邉健吾選手・中瀬圭太郎選手)

――― 前期を振り返っていかがでしたか?
阿部選手:チームとしては開幕から2連敗してしまいましたが、なんとか優勝を狙える位置まで持っていくことができたのは良かったと思います。個人としては決めるべきところを決めきれないことが多かったので反省したいですね。
渡邉選手:多く得点を取る事が出来ませんでした。フォワードとしての役割を出来なかったことが悔しいです。
中瀬選手:前期は4位に終わってしまい悔しい部分もありますが、勝ち切れた試合もあり、その点では成長できたと思います。

――― 点が取れている理由は何だと思いますか?
阿部選手:練習でたくさん走るので、試合終盤でもみんながゴール前まで走れるため、チャンスを多く作れていることだと思います。
渡邉選手:チーム全体のしっかりゴールに向かう姿勢だと思います。
中瀬選手:垣地が自分の役割を理解して動いていたからではないかと思います。

――― 後期に向けて意気込みをお願いします。
阿部選手:前期は個人的に決めるべきところで決めきれていなかったので後期はチャンスでしっかり決められるようにしたいです。そして、チームが関東昇格するために全力で頑張ります!
渡邉選手:しっかり点を取りたいです。そして、関東昇格できるようにチーム一丸となって戦っていきたいと思います。
中瀬選手:後期は自分自身がもっとチームに貢献できるよう、チームとしても一戦も落とさないよう頑張ります。



③ 東京大学の縁の下の力持ち!? テクニカルの仕事の流儀とは            
 
 3季ぶり1部リーグ復帰の東京大学。自陣から丁寧にボールを繋いでゴールを目指すサッカーが魅力的だが、このサッカーを支える「テクニカル」という役職がチーム内にあるのはご存知だろうか。テクニカルがどんなことをしているのか?どう試合に関わっているのか?など普段は聞くことのできない話を東京大学のテクニカル部員に聞いてみた。



――― 主な仕事内容は何ですか?
 リーグ戦の対戦相手のスカウティング、撮影(リーグ戦、育成チームの試合、練習など)、プロの試合を観て簡単なスカウティング+プレゼン、スプライザの入力(リーグ戦)、リーグ戦の動画を観てデータの集計、カタパルト(選手のスプリント数・走行距離などを測るGPS機能)の運用などですね。

――― 仕事をしていて意識していることはありますか?
 選手ファーストを常に心がけています。まだチームの戦術に関する仕事はしていないのですが、ただ分析をして自己満足するのではなく、それを選手にどう伝えるのかが重要だとよく言われています。選手にとってプラスの働きができるように模索しています。

――― テクニカルを始めて、試合の見方など変わったことはありますか?
 今まではボールを追っていましたが、テクニカルに関わってからはポジショナルプレーで鍵となるスペースを見るようになりました。

――― 未来のテクニカルをやる人に向けて一言お願いします。
 自分自身サッカーへの関わり方がプレーする以外にもあるという事に興味を持ってテクニカルを始めたので、サッカーをプレーするのは苦手でも、観るのは好きという人に向いていると思います。サッカーの奥深さや魅力をより一層知ることができますし、サッカーの見方はかなり変わると思います。対戦相手のスカウティングをして、自チームの戦い方を決める訳ですから勝敗に関わるとても重要な仕事です。でも、その分やりがいを感じることができます。高校までで部活をやっている人でもなかなか戦術に詳しく触れる機会はないと思うので、サッカーの新たな一面を知るためにもテクニカルに興味を持っていただけたら嬉しいです。



④ 
熾烈極める得点王争い!勝利へ導く男たち!                  

 試合を最も盛り上げるもの、それはやはり得点だろう。何点取られたとしても取り返す。勝っていようが点を取りに行く。そんな姿勢が試合をより熱くさせる。ここではチームを勝利に導く4人の1部リーグ得点王候補を紹介する。

東京農業大学・池田太成(磐田U-18)
 チームメイト一人一人の特徴を理解し、相手の嫌なところを積極的に狙っていく技巧派ストライカー。
・後期の目標
 受け身にならずチャレンジャー精神を持ってチーム一丸となって優勝したいです。個人的には得点王、アシスト王などの個人王を狙っていきたいです。




東京経済大学・宮田輝(西武台高校)
 小柄な体格を生かし、相手の懐やスペースでボールを受け果敢にゴールを目指す。インパクトのあるシュートも魅力的。
・後期の目標
 全部勝って、優勝し、参入戦の切符を手に入れたいです。個人としては、チームを勝たせられるように点を取り続けることです。




上智大学・池田総一郎(川和高校)
 ずば抜けたスピードで相手の裏やスペースに走り相手を脅かす快速ストライカー。
・後期の目標
 長所を活かしてゴールに関わるプレーをしていきたいです。



学習院大学・宮原直央(國學院久我山高校)
 一つ一つのプレーを状況に応じて選択し正確に実行する判断力と技術力を持ったディフェンダー。
・後期の目標
 全員で勝利を目指し、全員で参入戦進出を勝ち取ること。



⑤ 
前期苦しむ上智大学。後期の展望                        

 昨季、16年ぶりに復帰した1部リーグ。苦しみながらも残留した上智大学は今季も苦しんでいる。開幕から思うように勝つことができず、9節を終えて勝ち点は3の10位という結果となった。最下位からの這い上がりへ。上智大学の描く後期への展望とは?主将の橋本泰志選手(桐蔭学園高校)が語ってくれた。



――― 前期リーグ、非常に厳しい試合が続いたと思います。振り返ってみていかがでしたか?

 前期リーグは大変悔しい結果となってしまいました。1部リーグ2年目の今年は関東昇格という目標を掲げ、チームとして最大限準備をしてきたつもりでした。しかし、思うような結果が出ず、かつ、自分たちの戦い方を自分たちで疑い始め、チームとしてまとまれないまま終わってしまった前期リーグだったと思います。

――― 現在のチームの長所・課題は何ですか?
 チームの長所は泥臭く、勝ちにこだわる姿勢です。私達上智大学サッカー部は、見る人を魅了するような「綺麗」なサッカーはできません。しかし、どのチームよりも泥臭く勝ちにこだわる事により、見る人を感動させるサッカーができると思っています。
 チームの課題は主に、トランジションの部分だと思っています。特に1部のチームは攻守のトランジションが早く、一瞬の判断が明暗を分ける事があります。その一瞬を見逃さず、自分たちのものにすることができれば、必ず上位が見えてくると思っています。

――― 後期の意気込みをお願いします。
 前期リーグは思うような結果が出ませんでした。降格に一番近い場所にいる事も確かです。しかし、まだ何も終わっていません。私達は誰1人諦めていません。必ず、後期で巻き返せると信じています。その為に、この夏の期間で全員がリーグ戦で勝利することを目指し、全力でトレーニングに励んで行きたいと思っています。




⑥ 
Pick Up Player 1部リーグの鍵となる熱き男たち。                


大東文化大学・佐藤蒼太 (東京成徳深谷高校)
スピードのある仕掛けと豊富な運動量で相手を翻弄する。この男の活躍が関東昇格への鍵となる。




帝京大学・岩村寛太 (日本学園高校)
 声、球際は誰にも負けない、帝京大学で最も熱い男。ディフェンスラインを統率する、チームにとって欠かせない存在。



学習院大学・橋本辰弥(八千代高校)
 囲まれても奪われない絶対的なキープ力と性格無比なキック精度で多くのチャンスを作り出す、学習院大学のテクニシャン。



明治学院大学・岡田佑太(國學院久我山高校)
 恵まれた体格を生かしたセービングと果敢な飛び出しでチームを救う。明治学院大学のゴール前にそびえ立つこの男。



以上で第52回東京都大学サッカー1部リーグの前期総括といたします。
後期も引き続き応援を宜しくお願い致します。

(文:宮下)

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